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2001年 07月 21日

バスができるまで。 ~バス工場を見学しよう~

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 ウエスタンビューへようこそ。

 これまで当サイトでは、九州のバスが走る風景を主題にご紹介してまいりました。 そんな九州のバス風景に欠かせない存在が、北九州・小倉でバスを製造してきた西工ボデーのバスであります。

 九州に生まれ、九州の気質や文化に育てられ、今や全国各地で大活躍を遂げているバスボデーメーカーが、この夏、最後の製造を終え、「復興は自動車から」という西鉄の強い方針によって誕生して以来、64年にわたって延々と受け継がれてきた、その栄光の歴史に幕を下ろします。

 九州・小倉のバスボデー製造会社・西日本車体工業。 時々刻々と変化する社会の要請に柔軟に応え、数々の名車・珍車を世に送った輝かしい軌跡の、その最後の様子と、バスができるまでをご覧ください。



★★ 注意事項 ★★


○ 本特集記事では、主に製造過程を分かりやすくご説明することに主眼を置いて編集いたします。 バス車体に詳しい方には多少の物足りない感が生じる場合もありますが、あしからずご容赦ください。 


○ 掲載内容には万全を期しておりますが、記事の性質上、編集者の非専門分野が存在し、間違いが多数存在する恐れがございます。 不行き届きな点がありました際は、ご指導いただければ幸いに存じます。
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by hansman | 2001-07-21 20:49
2001年 07月 20日

【第一回】 図説:バスができるまで

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①シャーシ結合

 生産ラインに入って最初の仕事が、事前に組み上げた前後のサブフレームの結合です。サブフレームには、シャーシメーカー(いすゞや日産など)から納入された車軸を取り付けておきます。 

 結合したら、床下の配線や、配管類は今のうちに取り付けておきます。




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②側面骨格製作

 側面の骨格は、角パイプを縦横に溶接することによって製造するといういたって簡単な作り方ですが、溶接の熱によって角パイプに歪みが出ますので、経験が品質に直結する大事な工程です。

 治具という固定器具に角パイプを縦横に固定させることで、精密な骨格を組み上げていきます。

 また、扉の位置や窓の幅など、車の仕様に応じて治具の固定位置を変えることで、様々な種類のバスの製造が可能となります。 このあたりの対応の良さが、西工の良いところですが、これはこの工程で作り上げられているのです。



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③ボデー組立

 結合されたシャーシと、組み立てられた側面骨格が結合されます。




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④屋根のつくりかた

 屋根は、パンチで鉄板を加工した方向幕パネルと、骨組みの上にロール状の鉄板で構成されています。 骨組み上に鉄板を敷くと、西工で唯一のロボットといえる、スポット溶接機で止めてゆきます。




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⑤総合結合

 後部パネルは骨組みにパンチで形作った鉄板を溶接した、いたってシンプルな作り。 前方パネルと後部パネル、そして屋根を結合すれば、早くもバスらしい雰囲気になってきました。


 今回はここまで。次回は塗装から艤装工程をご紹介します。
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by hansman | 2001-07-20 22:09 | Comments(0)