▲両子寺ゆきの大分交通
大分県、とりわけここ国東半島は寺や仏閣が多く、六郷満山と呼ばれて昔から仏の里として仏教文化が発達してきました。 この路線の終点近くにある両子寺は、富貴寺と並んでその代表的存在となっています。
両子寺は、国東半島のほぼ中心にある、標高720mの最高峰・両子山の中腹にある寺で、昔はそれはもう険しい山道を登ってきたものだけが参ることが出来るようなところだったのでしょうけど、今では両子寺までの道はほとんど拡幅整備されてしまい、バスはビュンビュン快走して登ってゆきます。
山奥の道を分け入るように苦労して登ってゆくことに、参拝の醍醐味を感じるものだと思うのですが、いまではマイカーで颯爽と寺まで乗りつけることが出来ます。便利なようですが、少し寂しさを感じる現代です。
◎読み・・・こくぼ
■運行・・・国東観光バス株式会社 杵築営業所
□路線・・・両子線